平成23年3月11日の東日本大震災により、東北地方においては膨大な量の災害廃棄物が発生し、復興に向けて大きな障害となりました。 西多摩衛生組合では、構成市町(青梅市・福生市・羽村市・瑞穂町)の意思決定に基づき、被災地のより早い復旧・復興に支援協力するため、平成24年6月11日から宮城県女川町の災害廃棄物を受入れてきました。
この災害廃棄物受入処理事業については、被災現地での選別・搬出作業が完了したことに伴い、平成25年3月22日の搬入をもちまして終了いたしました。
当組合における受入実績は、受入日数131日、受入量1,427.32tで1日平均10.90tの受入量となりました。支援開始時の受入予定量と比べ約1,633t(約53%)減少しておりますが、当初見込まれていた女川町の可燃性災害廃棄物の発生量が組成分析等により精査され、3分の1程度に下方修正されたことや、東京二十三区清掃一部事務組合及び多摩地域の7つの清掃工場にて分散して受入れ処理が進められたことによるものです。
なお、災害廃棄物焼却に伴う周辺環境への影響につきましては、焼却前と焼却後の各種測定結果を比較しましても同様な出現範囲となっており、影響はなかったものと判断しております。
当組合といたしましては、微力ではありますが女川町の復興への一助に貢献することができたものと考えております。
皆様の多大なるご理解とご協力に衷心より感謝申し上げます。
|