焼却炉の運転を開始する時、最初の火はどのようにしてつけるのですか?
焼却炉の中の下の方には、流動砂と呼ばれる砂が約60トン入っていて、運転開始時には、灯油のバーナーを使ってその砂を600度以上に熱します。そこに空気を吹き込んで、ふっとうしたお湯のように砂がおどっている状態をつくります。 あとは、ごみを投入することでごみ自体が燃料となり、一度、火がついてしまえば、灯油は使わずに炉内に送りこむ空気の量を調整してごみを燃やすことができます。